※購入用サイトへ移動します

人は皆、齢を重ね、次の選択をしなくてはならないタイミングがやってきます。
経営者の場合、会社にとっての次の選択も考える必要があります。
その際、役立つのが、M&Aの知識です。

オーナー経営者の方がM&Aを事業承継の選択肢の一つとして考えたい、
あるいはM&Aで会社を売却して新たな人生を歩みたいと思うのであれば、
まずは正しい知識、情報を仕入れて、身につけることが大切です。
これは実際、地方都市でM&Aを体験したからこそ、言えることです。

M&A業者がいるのだから、しっかりした会社を選び、依頼をすればいいのではないか、と思うかもしれません。
実はここに大きな落とし穴があります。それは、M&Aの仲介アドバイザーには一部、民間で資格認定を行っている団体はありますが、公的な国の資格制度がありません

こうした現状から、年齢・性別を問わず、経営者の方々が、自身の会社の今後について、M&Aについて、相談にいらっしゃいます。実際にM&Aを経験した経営者の話を聞きたいのでしょう。業者さんの話だけでは不安なので、と口々におっしゃいます。たしかに、世に出ているM&Aの情報、本のほとんどが業者さんによるものです。

そこで本書では、いずれ迎える経営者最後の日を万全に悔いなく迎えるために知っておきたいこと、M&Aの活用方法について、経営者の視点でお話ししていきます。

信用できるM&A仲介業者の選び方や注意ポイントなど、具体的なことから、経営者としての心情、迷い、困ったことなどについても実例を交えてお話ししていきます。

本書でお話しした事業承継やM&Aの基礎知識を踏まえたうえで、中小企業のオー
ナー経営者の方が知っておくべきこと、考えておくべきプロアクティブ・ポイント(前向きな準備)を「心得」として、M&Aの手順に沿ってご紹介しています。

本書でお話しした私のM&Aにおいて、一緒に取り組んでくださったM&Aアドバイザー長坂さんに、当時の思いと、これからM&Aを検討される経営者の方が大事にすべきポイントについてお話を伺いました。

起業について書かれた本は沢山あります。
しかし一旦始めた企業オーナーの『上がり方』について包括的に書かれた本はありません。

日本の企業の9割以上が中小企業です。
その中小企業が元気であることが日本の経済の健全さに直結します。

本書では中小企業のオーナーたちが自分の築き上げてきた企業を後にすることを視野に入れて、さまざまな角度から選択肢を検証しています。
そうすることによって、若くて意欲的な経営者であれば、次のステップに進み、もっとやりたいことに挑戦することもできますし、これでハッピーリタイアを望んでいる経営者には安心してリタイアできる道を示唆してくれるでしょう。

どちらの選択をするにせよ準備が必要であり、プランニングが重要です。
中小企業オーナーにとって必読のバイブルです。

———芳子 ビューエル

※購入用サイトへ移動します